ハイパーリンクを削除する
エクセルでセルにURLやメールアドレスを入力すると自動でハイパーリンクが付与されます。
ハイパーリンクとは、わざわざコピーしなくてもクリックひとつでブラウザを開いたり、メーラーを開いたりすることのできる機能です。
便利な一方で、資料作成上ではハイパーリンクにしたくない場合もあるかと思います。
今回はそんな場面で活躍するハイパーリンク削除方法についてお伝えします。
ハイパーリンクになるパターン
まずはエクセルで自動的にハイパーリンクになるパターンですが、セルに入力する値が
- URL
- メールアドレス
である場合に自動的にハイパーリンクとなります。
こんな感じ。

また、指定した入力値に対してハイパーリンクを設定することも可能です。

HYPERLINK関数を使って文字をハイパーリンク化することもできます。

ハイパーリンクを削除する方法
ショートカットメニューから削除
本題に入ります。
上述のようなハイパーリンクを削除するには、
右クリック → [ハイパーリンクの削除]
といった2ステップのみで完結します。
実際に削除してみましょう。


青字から黒字に代わって、ハイパーリンクがなくなりました。
ここで注意していただきたいのが、HYPERLINK関数を使用したハイパーリンクはこの手順で削除できないということです。
実際にやってみると、


このように、URL、メールアドレス、ハイパーリンク埋め込みの場合は削除できますが、ハイパーリンク関数の場合は削除ができません。
ハイパーリンク関数を使用している場合の削除方法は下で説明します。
HYPERLINK関数で設定されたリンクの削除
上述の通り、HYPERLINK関数で設定したハイパーリンクは右クリックからの[ハイパーリンクの削除]では削除できません。
ではどうするか。関数を除去してしまいましょう。手っ取り早いのは、
HYPERLINK関数が設定されているセルをコピー → 値の貼り付け → 書式のクリア
かと思います。
まずはセルをコピー。

次に赤枠箇所をクリックして[値を貼り付け]欄の[値]を選択

すると、赤枠の箇所を見てわかる通り、関数が消えています。
この状態だとまだ青字、下線が残っているので、セルの書式をクリアします。
[ホーム]タブにある[セル]の枠の[クリア]から[書式のクリア]を選択。

これでHYPERLINK関数のリンクも削除することができました。

まとめ
セルにURLやメールアドレスを設定したときに自動で設定されるハイパーリンクを削除する方法をお伝えしました。
もちろん、シート内容すべてを選択して右クリック → [ハイパーリンクの削除]とすれば、シート内のハイパーリンクが全て削除されます。ちなみにハイパーリンクを削除するショートカットはありません。。。
また、たまに見かけるのですが、ハイパーリンクの状態で黒字にして下線を消して見た目だけ変更しているエクセルにする人がいます。見る側からするとクリックしたら予期しない動作をすることになるのでやめましょう。
最後におさらいです。ハイパーリンクを削除するには
右クリック → [ハイパーリンクの削除]
です。